男子專科 第七号 （1952年（昭和27年）7月発行）より
もともと多少似ていないとそうはゆかないが、なろうと思えばかくの如くアチラの二枚目にすぐなれる！ さて君のタイプはどれだろう？
どっちがどっちに似ているのかッて？そりヤまア御当人の御心次第におまかせするとして、どうです諸君！僕等だってどこかをどうにか工夫して、この程度の二枚目になれそうに思えるんだが。整形だの手術だのとそう七面倒なテを使わずに、ねェ諸君、小粋な口のゆがめ方、デリケートな眉の寄せ具合、味な小鼻のうごめかし方、ダンデーな髪の垂し具合、さてはその、鶴田君やらジョン・ペイン君のやっているあのてこのて（あまり大声じゃ言えないんだが）つまり女性の心臓をキュッとしめつける（んだそうだが）、あの見るからに哀しげな、放心したようにぼんやりとしたお顔のたたずまいと、そういったような僕等でも一旦その気になりさえすれば、いともタ易く出来得る方法があるだろう。なァんだそれくらいなら僕だって。－－－イヤ、全くそうなんだよ、諸君！
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夢の国”ハワイ”特集 / 初夏の夜の銀座 / 夏服の流行紹介 / ギャングを殲滅したGメン / 他 ・・・目次より
男子専科 official （日本最古の男性ファッション誌）EC『男子專科 第七号 （1952年（昭和27年）7月発行）デジタル』
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