年代別『ファッション族』物語:強面のツッパリ少年たち
日本でそもそも「◯◯族」という言葉が使われた最初は、1948(昭和23)年の「斜陽族」からだという。太宰治の小説『斜陽』(1947年12月刊)から出たもので、第2次世界大戦後に没落した上流階級の人たちをそう呼んでおり、こ […]
DANSEN FASHION 哲学 No.9 三島由紀夫:男らしさの美学(6)
剣道着にみる日本男児の美しさ・・・2 日本人の背広は、他人の欠点を隠す着物を、わざわざ欠点を持たぬ(あるひは反対の欠点を持つ)人間が、借着をしてゐるやうなものだから、巧く行くわけがない。 日本人の伝来の欠点は、胴長で足が […]
服装スタイルの「謎・不思議」: カマーバンドのヒダ・デザインは何のため?
ファッションについては大概のことは知っているつもりだが、それでもどうしてもわからないことは多い。たとえば「リゾート着はなぜ派手なプリント柄が多いの?」と問われても、リゾートウエアってそんなものでしょ、とか、そうじゃない大 […]
服装スタイルの「謎・不思議」: タキシードにはなぜ拝絹があるの?
ファッションについては大概のことは知っているつもりだが、それでもどうしてもわからないことは多い。たとえば「リゾート着はなぜ派手なプリント柄が多いの?」と問われても、リゾートウエアってそんなものでしょ、とか、そうじゃない大 […]
ファッション・トリビア蘊蓄学:セーターは汗をかかせるものという意味
「取るに足らぬこと、些細なこと」を英語でトリビア trivia といい、当時のテレビ番組『トリビアの泉』以来、大変な雑学、蘊蓄ブームを巻き起こすようになっているが、ファッションの世界にはこれに類するトリビアがことのほか多 […]
ファッション・トリビア蘊蓄学:クルーネック・セーターの衿型はクルーネックではない
「取るに足らぬこと、些細なこと」を英語でトリビア trivia といい、当時のテレビ番組『トリビアの泉』以来、大変な雑学、蘊蓄ブームを巻き起こすようになっているが、ファッションの世界にはこれに類するトリビアがことのほか多 […]
DANSEN FASHION 哲学 No.9 三島由紀夫:男らしさの美学(5)
剣道着にみる日本男児の美しさ・・・1 服装が先か肉体が先か、といふ考へになると、今でも日本人は大部分「服装が先」と考へてゐることは明白で、「肉体が先で、それに合ふやうに、着るものを考へる」といふ考へは、少数意見のやうに思 […]
DANSEN FASHION 哲学 No.9 三島由紀夫:男らしさの美学(7)
装いの美は軍服にある これでは、いつまでたっても、東は東、西は西である。東西揆を一にした男子の服飾といふものがあるだらうか。ある。それは軍服である。 軍人は何より肉体的職業であり、肉体の鍛錬がすべてに先行するから男の肉体 […]
年代別『ファッション族』物語:東京・渋谷のセンター街
日本でそもそも「◯◯族」という言葉が使われた最初は、1948(昭和23)年の「斜陽族」からだという。太宰治の小説『斜陽』(1947年12月刊)から出たもので、第2次世界大戦後に没落した上流階級の人たちをそう呼んでおり、こ […]
DANSEN FASHION 哲学 No.9 三島由紀夫:男らしさの美学(3)
人間の価値は端正な肉体にある・・・1 そもそも東洋における男の服飾とは、肉体を隠蔽し、権力を誇示し、裸にしてみれば誰も同じ肉体に、ムリヤリ階級差を与へるところに生れた。起りはインチキとゴマカシである。男は支配のためにはど […]