フォーマル事典 イザというとき役に立つ新・礼服作法・・・dansen 別冊 男子専科(昭和48年10月10日 発行)
図鑑 フォーマルウエア『昼の礼装』:フォーマル事典 イザというとき役に立つ新・礼服作法
フォーマル・ウエア、つまり礼服とは「儀式のために着る服装」である。したがって日常の装いのように自分好みや、そのときの気分で着こなすわけにはいかないし、第一、臨むべき「儀式」そのものがどういうものであるかを十分にわきまえていなければならない。
われわれが一般に経験する「儀式」とは俗にいう冠婚葬祭の婚と葬、すなわち結婚式と告別式である。この二つを最右翼として、パーティーやレセプションなどのごく人間的な「儀式」にいたるまで、臨むに際して絶対の自信をもつためには、まず「礼服にはどういうものが、どれだけあるのか」を、体系的に知っておくことが第一条件になるのだ。
昼の礼装 礼装はまず、昼間の礼装、夜の礼装の二つに大別される。そして昼間の礼装にはモーニング・コートとセミ・フォーマル・ジャケットの二種類がある。