男子專科 1986年9月号 NO.270 より

男子專科 1986年9月号 NO.270 より

久々に造形美を着るスーパー・クラシック-1

ルーズ&ルーズに、そして限りなくビッグ&ビッグに、たっぷりと身体を包み込んだアバンギャルド・ルックのヤングが、この秋大きく変身しようとしている。それがボディ・コンシャス。着る人のボディ・ラインをポイントにしたファッションということになる。

ルーズではなくスリムに、ビッグではなくボディ・フィッティングのシルエット、ということだ。体の線が、再び街に戻ってくるかもしれない。

具体的には、肩にポイントを置いて、ウエストをシェーブするライン。また、ウエストよりもヒップ・シェーブのライン。これはウエスト・シェープよりも、ずっと新鮮に感じるだろう。

このシルエットを美しくつくり上げるためには、しっかりした服づくりの技術が必要になってくる。昔のスーツのイメージが、思い出されてくるのだ。つまり、造形美とか構築美といったものである。

・・・次回更新に続く