50〜60年代に流行したジャケット・スタイル:セパレーツ・スタイルの着こなし
現代のファッションだったら、おそらく<ジャケット&パンツ>と呼ぶことだろうが、1950年代当時はもっぱら<替え上着と替えズボン>の時代であった。まさしく替え上着というにふさわしいツイードや大格柄のスポーツジャケットにフラ […]
DANSEN FASHION 哲学 No.111 村上春樹:一着のレインコートをめぐる小説風断片(3)
一着のレインコートをめぐる小説風断片(3) これがシーンだ。 このシーンが語っているものは、11月、雨、都会、喫茶店、夕方、そして男をくるんでいる軽い倦怠感・・・・・・そんなあたりだ。 次に小説が為すべきことは、この男へ […]
DANSEN FASHION 哲学 No.9 三島由紀夫:男らしさの美学(4)
人間の価値は端正な肉体にある・・・2 ところで、西洋の男の服装の観念は、これとは根本的にちがってゐた。古代ギリシアの文化が根本にあり、裸体の美しさが、人格的精神的価値と結びつけられた伝統はなかなか消えず、背広の仕立にさへ […]
DANSEN FASHION 哲学 No.165 楳図かずお:原色と横縞と星が好きで、まるで星条旗(4)
ファッションも遊びの精神で・・・2 だから僕は、気に入ったベルトを見つけると、ブルー、黄色、ピンク、黒といった具合に、好みの原色を何通りかいっしょに買うことが多い。Tシャツなんかにしてもそうだ。こうして揃えておくと、その […]
ヨーロピアン・カントリー・ルック:ヘリンボーン・ツイードの場合でも、大ぶりの柄になると
dansen 男子専科 November 1977 より ヨーロピアン・カントリー・ルック:ヘリンボーン・ツイードの場合でも、大ぶりの柄になると ヘリンボーン・ツイードの場合でも、大ぶりの柄になると、スーツ地としては難が […]
50〜60年代に流行したスーツ・スタイル:ブルニートと呼ばれるブルースツ
スーツのスタイルは1950年(昭和25)年を機に、それまでのやたらと男性らしさを誇張するボールドルックから、自然体であることを強調するナチュラル。ルックへと変化を見せるようになる。それは戦後の混乱がようやく終わりを告げ新 […]
DANSEN FASHION 哲学 No.165 楳図かずお:原色と横縞と星が好きで、まるで星条旗(5)
基本姿勢は生活感の排除・・・1 ファッションっていうのはひとつのサインだ。乞食はボロを着ているし、生活がファッショナブルの人は、服についてもおしゃれになる。パッと一目見て、あの人はこういうタイプの人だ、こんな考えを持って […]
昨日と今日の男の博物誌:サム・シェパード(1)
男子專科 1986年2月号 NO.263 より サム・シェパード(アメリカ:劇作家・俳優:1943~)-1 天才?不満足が少し深いだけさ。 途方もない男がいるもんだな。 映画『ライト・スタッフ』で不死身のテスト・パイロッ […]
昨日と今日の男の博物誌:ウッディ・アレン(1)
男子專科 1986年7月号 NO.268 より ウッディ・アレン(アメリカ:俳優・監督・作家:1935~)-1 高卒だって?30年遅いね。 絶妙のおかしさに笑ったあとから、なにやら恐ろしげでシリアスなものが追いかけてくる […]
最も新しい米、仏、英のシルエット:男子專科 第十七号 (1955年(昭和30年)6月発行)より
男子專科 第十七号 (1955年(昭和30年)6月発行)より 最も新しい米、仏、英のシルエット 暫く低迷を続けていた流行のシルエットは、この春から夏にかけて、ハッキリと新しい線を打出して来た。しかもその大きな特徴は、アメ […]










