男子專科 1986年5月号 NO.266

男子專科 1986年5月号 NO.266 より

サテン・ストライプの夏はセクシーな事件が起きそう-2

サマー・ファッションといえば、やはり洗いざらしのコットンや、麻という、ナチュラルな素材がすぐイメージに浮かんでくる。麻のクラシック・スーツなんか、夏のおしゃれのビッグ・ワンなのだ。

が、しかし、今回の私のテーマは”サテン”なのである。

---サテン(SATIN)絹または合成繊維を原料とする繊維を原料とする繻子織物。華麗な光沢が特徴で、ネクタイなどの他にフォーマル・ウエアの衿、カマー・バンドとして用いられる、きわめてドレッシーな素材。

これがまあ、サテンという素材の事典的な説明ということになる。柔らかく優雅なドレープ性、冷たくとさえ見えるツヤ、このデリケートな質感が、なぜ?と問われても答えられないほど、いいのである。

麻や素材のナチュラルな美しさから、光沢とソフトなドレープ性のある、シルキーな素材に、ファッションは傾むいているように思えるし、私の興味もまた、そうした方向を目指しているのですね。

自分の興味の方向を適確につかむ。これはなんでもないようでいて、意外とむずかしいのです。そして、きわめて重要なことなのです。私は、さすがにそのへんはしっかりしているのである。

というわけで、コットンや、他の素材とブレンドされたサテン・タッチの素材を、自由にトータル・マッチングして楽しむことを、ここで提案したい。ポイントになるテクニックは、トーン・オン・トーンである。

グレー、シルバー・グレー、ミルキー・ホワイト、ホワイト・べージュなど、ソフトでクラシックなカラー・マッチング。イメージのパレットに、これらの色を並べただけで、もう興奮するではありませんか。

そしてそしてそして、くどいくらい絶対のおすすめアクセントこそ、ストライプ・・・・・・つまり「サテン・ストライプ」なのである。

細いシンプルなストライプのシャツ、スーツ、パンツ、そしてブルゾンをフリー・マッチングして、おおいに楽しんでいただきたい。

それぞれのアイテムの、ストライプのデザイン変化を複雑にコーディネートするのもいいし、また、一部にチエックとのミックス・アップを混ぜるのも、うれしいアイデアなのであります。

・・・次回更新に続く