50〜60年代に流行したニット&シャツ・スタイル:56年秋のファンシーニット
1950年代の日本の男たちの服装には、ファッションという概念はまだなかった。ましてやカジュアル・ウエアなどという概念はまったく見当たらず、せいぜいスポーツウエアという考え方しか存在していなかた。そうしたおしゃれを代表する […]
服装スタイルの「謎・不思議」: ダウンウエアの後ろ裾だけが長いのはなぜ?
ダウンウエアの後ろ裾だけが長いのはなぜ? ファッションについては大概のことは知っているつもりだが、それでもどうしてもわからないことは多い。たとえば「リゾート着はなぜ派手なプリント柄が多いの?」と問われても、リゾートウエア […]
カジュアルなブルー&ホワイトの演出:プルオーバーのニット
dansen 男子専科 May 1976 より カジュアルなブルー&ホワイトの演出:プルオーバーのニット 生成りに衿、袖口、裾の3ヵ所にあっさりとブルーを配したブルオーバーのニット。衿にマリーン・タッチのししゅう […]
年代別『流行ファッション』物語:若者による反抗的なファッション
服装の流行は、まず「モード」として現われる。ここでいうモードとは「最新型」という意味で、デザイナーによる「創作」などがここに含まれる。これが流行に敏感な人たちの支持を得て拡大すると、「ファッション」と呼ばれるようになるの […]
50~60年代に流行したジャケット・スタイル:新感覚のオッドジャケット
現代のファッションだったら、おそらく<ジャケット&パンツ>と呼ぶことだろうが、1950年代当時はもっぱら<替え上着と替えズボン>の時代であった。まさしく替え上着というにふさわしいツイードや大格柄のスポーツジャケットにフラ […]
50〜60年代に流行した着こなしスタイル:55年夏のビーチウエア
今でこそコーディネーションとか、コーディネートといえば当たり前の言葉だが、1950年代にはそうした表現はなく、コンビネーションとかアンサンブルといった言葉のほうが幅を利かぜていた。ともに「組合わせ」や「調和のとれた装い」 […]
50〜60年代に流行したコート・スタイル:ウールコート2着
戦後しばらくの間、ヨーロッパのファッションはほとんどがアメリカを経由して日本に伝えられた。1947年に発表されたかの有名なディオールのニュールックにしても、日本に伝わったのは1〜2年後のことである。男性のファッションも同 […]
DANSEN FASHION 哲学 No.9 三島由紀夫:男らしさの美学(1)
権力はゴマカシの美しさである・・・1 金持といふのは仕方のないもので、銀座の洋服屋で毎月十着づつ背広を作ってゐる人がゐた。一年で百二十着になってしまふから、家中、洋服に埋もれて暮してゐるやうなものである。当時私は、お洒落 […]
カジュアルなブルー&ホワイトの演出:ルーズフィット
dansen 男子専科 May 1976 より カジュアルなブルー&ホワイトの演出:ルーズフィット 格子の織柄の真っ白な地にプリントされた草模様の鮮やかなブルーが春らしい爽やかな感じのシャツだ。余裕を持ったルーズ […]
50〜60年代に流行したスーツ・スタイル:復活するストライブド・スーツ
スーツのスタイルは1950年(昭和25)年を機に、それまでのやたらと男性らしさを誇張するボールドルックから、自然体であることを強調するナチュラル。ルックへと変化を見せるようになる。それは戦後の混乱がようやく終わりを告げ新 […]