年代別『ファッション族』物語:「ポパイ族」1976~
日本でそもそも「◯◯族」という言葉が使われた最初は、1948(昭和23)年の「斜陽族」からだという。太宰治の小説『斜陽』(1947年12月刊)から出たもので、第2次世界大戦後に没落した上流階級の人たちをそう呼んでおり、こ […]
年代別『ファッション族』物語:DCブランド・ブームの先駆け
日本でそもそも「◯◯族」という言葉が使われた最初は、1948(昭和23)年の「斜陽族」からだという。太宰治の小説『斜陽』(1947年12月刊)から出たもので、第2次世界大戦後に没落した上流階級の人たちをそう呼んでおり、こ […]
50〜60年代に流行したスーツ・スタイル:ダブルスーツの復活
スーツのスタイルは1950年(昭和25)年を機に、それまでのやたらと男性らしさを誇張するボールドルックから、自然体であることを強調するナチュラル。ルックへと変化を見せるようになる。それは戦後の混乱がようやく終わりを告げ新 […]
DANSEN FASHION 哲学 No.74 藤村俊二:僕のファッション徹学(1)
今ごろ、あなたT・P・O?・・・1 自分で考え、探し出し、自分に合った、そンな感覚を着たいと思うンです。そんな中にも、銘柄を尊ぶ人、他人ンちの名前をつけて得意がる人がいます。誰かにイイものはイイのです。その人に似合えば・ […]
DANSEN FASHION 哲学 No.111 村上春樹:一着のレインコートをめぐる小説風断片(7)
一着のレインコートをめぐる小説風断片(7) まず最初に茶色いコードヴァンの札入れ、中には何枚かの札と名刺が無造作につっこまれている。たいした額の金ではない。女の子と2人でホテルのバーにでかけて2時間ばかり気持よく酒を飲み […]
ナーシサスの憂い:強い男でいようとする自分とは裏腹の自虐的ナルシズム
dansen 男子専科 December 1988 より ナーシサスの憂い:強い男でいようとする自分とは裏腹の自虐的ナルシズム 重厚な素材を使ったボックス・オーバーコート。ソフトな質感のロング・コートは、堅苦しさは和らぐ […]
50〜60年代に流行した配色スタイル:ライトグリーンの背広
昔から配色はおしゃれの基本だった。Vゾーンの構成はもとより、ジャケットとスラックスの上下の組合わせ、靴下と靴の合わせだって、すべては色の組み合わせが基本となる。当時の『男子専科』の誌面にはそうした配色の情報がことのほか多 […]
50〜60年代に流行したジャケット・スタイル:グレーフラノのブレザーコート
現代のファッションだったら、おそらく<ジャケット&パンツ>と呼ぶことだろうが、1950年代当時はもっぱら<替え上着と替えズボン>の時代であった。まさしく替え上着というにふさわしいツイードや大格柄のスポーツジャケットにフラ […]
ナーシサスの憂い:そこはかとなくノーブルな男の華が香り立ってくる
dansen 男子専科 December 1988 より ナーシサスの憂い:そこはかとなくノーブルな男の華が香り立ってくる 素材にモヘア・パイルカットを使ったスプリット・スリーブド・オーバーコート。クラブストライプのブレ […]
ファッション・トリビア蘊蓄学:ズロースを初めてはいたのは日本赤十字社の看護婦だった
「取るに足らぬこと、些細なこと」を英語でトリビア trivia といい、当時のテレビ番組『トリビアの泉』以来、大変な雑学、蘊蓄ブームを巻き起こすようになっているが、ファッションの世界にはこれに類するトリビアがことのほか多 […]










