東京ファション（DANSEN EX Nunber 4）・・・1987年 spring/summer より
僕たちの60年代映画がファッションのお手本だった：外国物は高くて買えなかった
今、1960年代って思い出してみると、ヨーロッパやボディーコンシャスが最も新しい頃じゃなかったかな。トラッドからイタリアンやフランスへ。カナダやサンローランがインポート物で登場し、初めて見るような服が町へ出てきました。ルーズなものからボディーフィットへ。ちょうど今の時期にだぶっているような気がします。
洋画は、渋谷あたりの名画座によく行きましたね。やっぱりファッションと同じで、ヨーロッパにいきのいい若いスターがいました。
ジャン＝ポール・ベルモントやアラン・ドロン、ブリジット・バルドー、それからジーン・セバーグなども新鮮でした。「気狂いピエロ」「勝手にしやがれ」「死刑台のエレベーター」「墓につばをかけろ」なんて、今でもよく覚えてますね。
