ぴあ・フィルム・フェステバル 力作・話題作が集まった内容の濃いフェスティバルが今年も始まる(2)
今年も700本あまりの応慕作があったが、フェスティバルではその中から選ばれた15本が上映される予定だ。
一方、『危険な年』や『ザ・ウォール』などの作品の日本公開のキッカケとなった”海外招待部門”では、今年もイギリスやオーストラリア、台湾、インドなど13力国の映画が上映される。
今年の”目玉”は『パパは出張中!』で話題を呼んだユーゴスラビアのエミール・クストリッツア監督の処女作『ドリー・べルを覚えてる?』と、昨年のアジア太平洋映画祭でグランプリを受賞した韓国のイ・チャンホー監督のやはり処女作『赤道の花』の2本。世界的にも注目されている両監督の原点ともいえる作品だけに絶対に見のがせない。他にもデビット・ボウイの出演するミュージカル『ビギナーズ』(イギリス)や、女性問題をテーマにした『夫殺し』(台湾).嚢し」(台湾)など力作・話題作が目白押しだ。
最後の『特別企画』は例年トリュフォーや、ルイス・ブニエルなどの名監督の全作品上映を行なうことで、世界的にも注目されているが、今年はニューヨークでブームを呼んでいるカルト・ムービーにスポットを当てる。先日来日したカルトの旗手ジョン・セールズの『セコーカス・セブン』や、近く公開の予定されている『ピンク・フラミンゴ』など11本の作品が上映される予定。映画好きの人には是非参加してもらいたいイベントだ。
・・・了