ジェームズ・コバーン:歯をむきだしてニヤリと笑うあのコバーン・スマイル・・・dansen 男子専科 Jury 1977 より

dansen 男子専科 Jury 1977 より

トータル・ファッション講座「サマー・スラックス」:スラックス・スタイルの決め手

トータル・ファッション講座「サマー・スラックス」:スラックス・スタイルの決め手・・・男子専科 Jury 1977 より

夏のジャケットを脱ぐ機会が多くなる。それだけシャツ・スタイルになることが多くなるわけだが、そこでいちばん気になるのがスラックス。スラックスの選び方で、スラックスの着こなし方ひとつで粋にも野暮にもなってしまう。そこでここではスラックスを中心にしたトータル・ファッションを考えてみた。

まず基本はセパレーツの配色と同様に

一、上濃下淡。つまりスラックスが淡い色のものをもってくるという方法。

ほかに

二、上淡下濃

三、上柄下無

四、上無下柄

といった組合わせ方がある。夏のスラックスにはベルトが脚光をあびるわけだが、基本は靴の色と合わせることだ。白い靴をはいたときは白いベルト、茶の靴には茶のベルトといった具合いに。

またキャンバス・シューズにはキャンバスのベルトというように素材を合わせるのもいい。

そして大切なことはスラックスはよくプレスがきいていなければならない。ヨレヨレのスラックスではどんなによい組合わせをしても台なしになってしまう。

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スラックス・スタイルの決め手は股下寸法にある。パンタロンやバギーなをの裾の広いものは靴をはいて床上2~3センチの長さにしたい。

これはウール・ギャバのパンタロン

左のスラックスは逆にやや細みのテーバートのシルエットを持つものなので、股下寸法はくるぶしが隠れるサイズが適正。ポケットは横になったL字型のデザインだ。