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DANSEN FASHION 哲学 No.111 村上春樹:一着のレインコートをめぐる小説風断片(3)

一着のレインコートをめぐる小説風断片(3) これがシーンだ。 このシーンが語っているものは、11月、雨、都会、喫茶店、夕方、そして男をくるんでいる軽い倦怠感・・・・・・そんなあたりだ。 次に小説が為すべきことは、この男へ […]

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DANSEN FASHION 哲学 No.124 田中康夫:"クリスタル”は現代の哀しさ(2)

1982年 男子專科 より 「なんとなくクリスタル」というのは、本当はブランド物語でもなんでもない。むしろ、物のカを借りることによってしか自己証明をすることのできない現代の哀しさを描いているのですが・・・・・・僕自身も、 […]

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DANSEN FASHION 哲学 No.111 村上春樹:一着のレインコートをめぐる小説風断片(6)

一着のレインコートをめぐる小説風断片(6) 男はもう一度腕時計を眺める。4時22分。とりとめのない奇妙な時間だ。人は午後4時22分にいったい何をすればいいのだろう。酒を飲み始めるにも、髭を剃りなおすにも早すぎる。夢を見る […]

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DANSEN FASHION 哲学 No.27 澁澤龍彦:わが夢想のお洒落(10)

DANSEN FASHION 哲学 No.27 澁澤龍彦:わが夢想のお洒落(10) ちなみに、私の考えでは、工業社会としての現代の資本主義社会で、この消費の哲学を実践しているのは、むしろ国家そのものである。万国博覧会やオ […]

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DANSEN FASHION 哲学 No.74 158 阿刀田高:無理をしてまで本気にならない(5)

DANSEN FASHION 哲学 No.158 阿刀田高:無理をしてまで本気にならない・・・男子專科(1984年12月号)より 〈プロフィール〉あとうだ・たかし 1935年東京生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業後、国会 […]

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DANSEN FASHION 哲学 No.9 三島由紀夫:男らしさの美学(2)

権力はゴマカシの美しさである・・・2 私は日本で革命を成功させる一番いい方法は、日本の政界、財界、文化界のおえら方、いはゆる支配勢力を全員数珠つなぎにして、全裸で、銀座を歩かせることだ、と主張してゐるが、その醜悪さに民衆 […]

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DANSEN FASHION 哲学 No.28 赤塚不二夫:ひとときの終末を美しく(4)

男子專科(1972年9月号)より なんでも着てしまうタフな精神を グロテスクな美しさが時代を彩るということは、どういうことを意味しているのだろうか? やはり権威や社会の規制なり、生活の不満、不安に対する人間の心理的抵抗と […]

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DANSEN FASHION 哲学 No.88 大島 渚:制服だけは着たくなかった(2)

男子專科(1979年2月号)より なりふりかまった青春時代 昭和28年、全学連の集会で私は紺のダブルの背広を着て壇上に立っていた。学生運動家といえば皆ボロボロの学生服を着て、その袖口をこすった鼻汁でビカビカに光らせ、ヨレ […]

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DANSEN FASHION 哲学 No.165 楳図かずお:原色と横縞と星が好きで、まるで星条旗(5)

基本姿勢は生活感の排除・・・1 ファッションっていうのはひとつのサインだ。乞食はボロを着ているし、生活がファッショナブルの人は、服についてもおしゃれになる。パッと一目見て、あの人はこういうタイプの人だ、こんな考えを持って […]

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DANSEN FASHION 哲学 No.74 藤村俊二:僕のファッション徹学(4)

今ごろ、あなたT・P・O?・・・4 最後のO(ワン)。 ついでにひいてみました。すぐ見つかりました、辞書なので。 1 一個の、一つの、一人の→決定的です。 2 同一の、同じの→ヘェー、世の中ムジュンだらけだ。 言葉の魔術 […]

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