DANSEN FASHION 哲学 No.124 田中康夫:"クリスタル”は現代の哀しさ(2)
1982年 男子專科 より 「なんとなくクリスタル」というのは、本当はブランド物語でもなんでもない。むしろ、物のカを借りることによってしか自己証明をすることのできない現代の哀しさを描いているのですが・・・・・・僕自身も、 […]
DANSEN FASHION 哲学 No.27 澁澤龍彦:わが夢想のお洒落(1)
DANSEN FASHION 哲学 No.27 澁澤龍彦:わが夢想のお洒落(1) チェザレー・ブルジア、シジスモンド・マラテスタ、なんと中世のファッションは華やかであったことか 澁澤龍彦(フランス文学者) ・・・次回更新 […]
DANSEN FASHION 哲学 No.74 158 阿刀田高:無理をしてまで本気にならない(6)
DANSEN FASHION 哲学 No.158 阿刀田高:無理をしてまで本気にならない・・・男子專科(1984年12月号)より 〈プロフィール〉あとうだ・たかし 1935年東京生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業後、国会 […]
DANSEN FASHION 哲学 No.74 藤村俊二:僕のファッション徹学(1)
今ごろ、あなたT・P・O?・・・1 自分で考え、探し出し、自分に合った、そンな感覚を着たいと思うンです。そんな中にも、銘柄を尊ぶ人、他人ンちの名前をつけて得意がる人がいます。誰かにイイものはイイのです。その人に似合えば・ […]
DANSEN FASHION 哲学 No.50 黒川紀章:個と集団の狭間から(2)
ファッションを自己改造の武器にする人間がいる・・・2 目に見えず、把えどころのない精神というものが、目に見えるもので改造できるかもしれない。こう考えたのが三島由紀夫氏でした。だから、彼はまずボディビルをやり筋肉の発達をう […]
DANSEN FASHION 哲学 No.9 三島由紀夫:男らしさの美学(4)
人間の価値は端正な肉体にある・・・2 ところで、西洋の男の服装の観念は、これとは根本的にちがってゐた。古代ギリシアの文化が根本にあり、裸体の美しさが、人格的精神的価値と結びつけられた伝統はなかなか消えず、背広の仕立にさへ […]
DANSEN FASHION 哲学 No.111 村上春樹:一着のレインコートをめぐる小説風断片(1)
一着のレインコートをめぐる小説風断片(1) 例えば小説を書く。 もちろんちょっとしたスケッチでもいい。これなら簡単た。頭の中にふと浮かんだひとつのシーン、それで十分だ。 例えば・・・・・・登場人物は1人の男、外は雨。季節 […]
DANSEN FASHION 哲学 No.88 大島 渚:制服だけは着たくなかった(1)
男子專科(1979年2月号)より 映画監督 大島 渚:〈略歴〉昭和7年3月京都生まれ。京大卒。処女作品は「愛と希望の街」。第2作目「青春残酷物語」が当時の’60年安保に呼応し,ヌーベルバーグとして注目される。以後「日本の […]
DANSEN FASHION 哲学 No.74 藤村俊二:僕のファッション徹学(5)
カラダで着て感じて欲しいンです オシャレはとても一方的なもンです。 押しつけがましい程、個性的なもンです。 だからとだけどで、誰かが選ンでくれたトータルなンとかとか、コーディネートどォとかは、通用して欲しくないと思うンで […]
DANSEN FASHION 哲学 No.74 藤村俊二:僕のファッション徹学(4)
今ごろ、あなたT・P・O?・・・4 最後のO(ワン)。 ついでにひいてみました。すぐ見つかりました、辞書なので。 1 一個の、一つの、一人の→決定的です。 2 同一の、同じの→ヘェー、世の中ムジュンだらけだ。 言葉の魔術 […]