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DANSEN FASHION 哲学 No.28 赤塚不二夫:ひとときの終末を美しく(4)

男子專科(1972年9月号)より なんでも着てしまうタフな精神を グロテスクな美しさが時代を彩るということは、どういうことを意味しているのだろうか? やはり権威や社会の規制なり、生活の不満、不安に対する人間の心理的抵抗と […]

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DANSEN FASHION 哲学 No.50 黒川紀章:個と集団の狭間から(2)

ファッションを自己改造の武器にする人間がいる・・・2 目に見えず、把えどころのない精神というものが、目に見えるもので改造できるかもしれない。こう考えたのが三島由紀夫氏でした。だから、彼はまずボディビルをやり筋肉の発達をう […]

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DANSEN FASHION 哲学 No.74 藤村俊二:僕のファッション徹学(3)

今ごろ、あなたT・P・O?・・・3 つづいて、P、プロポーション。 面自がッて、また辞書をめくりました。 載っていました、当たり前です。 1 割合、比率→ウーン、人間のカラダは科学じゃ割り切れないゾ。 2 釣合、調和→イ […]

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DANSEN FASHION 哲学 No.74 藤村俊二:僕のファッション徹学(1)

今ごろ、あなたT・P・O?・・・1 自分で考え、探し出し、自分に合った、そンな感覚を着たいと思うンです。そんな中にも、銘柄を尊ぶ人、他人ンちの名前をつけて得意がる人がいます。誰かにイイものはイイのです。その人に似合えば・ […]

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DANSEN FASHION 哲学 No.111 村上春樹:一着のレインコートをめぐる小説風断片(7)

一着のレインコートをめぐる小説風断片(7) まず最初に茶色いコードヴァンの札入れ、中には何枚かの札と名刺が無造作につっこまれている。たいした額の金ではない。女の子と2人でホテルのバーにでかけて2時間ばかり気持よく酒を飲み […]

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DANSEN FASHION 哲学 No.27 澁澤龍彦:わが夢想のお洒落(9)

DANSEN FASHION 哲学 No.27 澁澤龍彦:わが夢想のお洒落(9) 消費の哲学など及びもつかない一場の夢 こう書けば、私でなくても、室町時代の「ばさら」趣味にあやかりたい、その時代の絢欄豪華たる空気をほんの […]

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DANSEN FASHION 哲学 No.74 藤村俊二:僕のファッション徹学(5)

カラダで着て感じて欲しいンです オシャレはとても一方的なもンです。 押しつけがましい程、個性的なもンです。 だからとだけどで、誰かが選ンでくれたトータルなンとかとか、コーディネートどォとかは、通用して欲しくないと思うンで […]

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DANSEN FASHION 哲学 No.88 大島 渚:制服だけは着たくなかった(2)

男子專科(1979年2月号)より なりふりかまった青春時代 昭和28年、全学連の集会で私は紺のダブルの背広を着て壇上に立っていた。学生運動家といえば皆ボロボロの学生服を着て、その袖口をこすった鼻汁でビカビカに光らせ、ヨレ […]

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DANSEN FASHION 哲学 No.9 三島由紀夫:男らしさの美学(2)

権力はゴマカシの美しさである・・・2 私は日本で革命を成功させる一番いい方法は、日本の政界、財界、文化界のおえら方、いはゆる支配勢力を全員数珠つなぎにして、全裸で、銀座を歩かせることだ、と主張してゐるが、その醜悪さに民衆 […]

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DANSEN FASHION 哲学 No.88 大島 渚:制服だけは着たくなかった(3)

男子專科(1979年2月号)より 防衛的おしゃれ そんなわけで似合わないものは着ないということになると範囲はいちじるしく狭いものになる。今、私は原則的には二種類の服装しかしていない。 ひとつは背広で、18年間行きつけの洋 […]

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