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DANSEN FASHION 哲学 No.141 荒木経惟:知性が恥性を必要とする(3)

男子專科(1983年7月号)より アタシ自身がひとつのメディアだからファッションも自分の広告だね ファッションっていうのは、場所や会う人に合わせて装うこと、なんて言ってはいるけれど、その昔、おふくろが日通とまちがえて「車 […]

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DANSEN FASHION 哲学 No.27 澁澤龍彦:わが夢想のお洒落(3)

DANSEN FASHION 哲学 No.27 澁澤龍彦:わが夢想のお洒落(3) 十六世紀のイタリアにも、たとえばチェザーレ・ボルジアとか、ジジスモンド・マラテスタとかのように、神をも怖れぬ悪逆無道をはたらきながら、同時 […]

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DANSEN FASHION 哲学 No.74 藤村俊二:僕のファッション徹学(5)

カラダで着て感じて欲しいンです オシャレはとても一方的なもンです。 押しつけがましい程、個性的なもンです。 だからとだけどで、誰かが選ンでくれたトータルなンとかとか、コーディネートどォとかは、通用して欲しくないと思うンで […]

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DANSEN FASHION 哲学 No.9 三島由紀夫:男らしさの美学(4)

人間の価値は端正な肉体にある・・・2 ところで、西洋の男の服装の観念は、これとは根本的にちがってゐた。古代ギリシアの文化が根本にあり、裸体の美しさが、人格的精神的価値と結びつけられた伝統はなかなか消えず、背広の仕立にさへ […]

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DANSEN FASHION 哲学 No.50 黒川紀章:個と集団の狭間から(2)

ファッションを自己改造の武器にする人間がいる・・・2 目に見えず、把えどころのない精神というものが、目に見えるもので改造できるかもしれない。こう考えたのが三島由紀夫氏でした。だから、彼はまずボディビルをやり筋肉の発達をう […]

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DANSEN FASHION 哲学 No.27 澁澤龍彦:わが夢想のお洒落(2)

DANSEN FASHION 哲学 No.27 澁澤龍彦:わが夢想のお洒落(2) それは一種の風流、あるいは風狂にも通じる 鎌倉末期から室町・さらに安土桃山にかけての戦国乱憶の時代は、ある意味で日本のルネッサンスと言って […]

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DANSEN FASHION 哲学 No.9 三島由紀夫:男らしさの美学(1)

権力はゴマカシの美しさである・・・1 金持といふのは仕方のないもので、銀座の洋服屋で毎月十着づつ背広を作ってゐる人がゐた。一年で百二十着になってしまふから、家中、洋服に埋もれて暮してゐるやうなものである。当時私は、お洒落 […]

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DANSEN FASHION 哲学 No.74 158 阿刀田高:無理をしてまで本気にならない(5)

DANSEN FASHION 哲学 No.158 阿刀田高:無理をしてまで本気にならない・・・男子專科(1984年12月号)より 〈プロフィール〉あとうだ・たかし 1935年東京生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業後、国会 […]

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DANSEN FASHION 哲学 No.111 村上春樹:一着のレインコートをめぐる小説風断片(9)

一着のレインコートをめぐる小説風断片(9) 4時35分、彼は片手に小銭を握り、レジスターの脇の赤電話に向かう、そしてダイヤルを回す。何百回と回してきたナンバーなのに、まるでとりかえしかつかないほどもつれてしまった数字のか […]

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DANSEN FASHION 哲学 No.111 村上春樹:一着のレインコートをめぐる小説風断片(8)

一着のレインコートをめぐる小説風断片(8) さて、これがボケットの中身だ。めぼしいものがあるわけではない。そこにはいっているものはささやかな生活の匂いだ、おそらく彼はそれほどの金持ちではないだろう。もっとも貧乏なわけでも […]

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