DANSEN FASHION 哲学 No.50 黒川紀章:個と集団の狭間から(3)
ファッションが自分の肉体の一部になった人間がいる 精神の改造を目指す一派とはまるで逆の立場の人間がいるのは当然です。彼らは自己改造なんかとんでもない、自分が世界である。自分の生活の方法を、自分の感情を、思想をごく自然に世 […]
DANSEN FASHION 哲学 No.50 黒川紀章:個と集団の狭間から(5)
個と集団の調和が私に課せられたテーマ・・・2 このような限定の思想を盛り込んだ作品を最近次々に手がけてきました。たとえば、福岡銀行本店ビル、日本赤十字社本社ビル、ビッグボックスといった作品群のなかに、従来の「カプセル志向 […]
DANSEN FASHION 哲学 No.27 澁澤龍彦:わが夢想のお洒落(2)
DANSEN FASHION 哲学 No.27 澁澤龍彦:わが夢想のお洒落(2) それは一種の風流、あるいは風狂にも通じる 鎌倉末期から室町・さらに安土桃山にかけての戦国乱憶の時代は、ある意味で日本のルネッサンスと言って […]
DANSEN FASHION 哲学 No.27 澁澤龍彦:わが夢想のお洒落(7)
DANSEN FASHION 哲学 No.27 澁澤龍彦:わが夢想のお洒落(7) 「ばさら」は、したがって、失われた武士階級の文化なのである。しかも、江戸時代の衰弱した武士道精神や、マゾヒスティックに儀式化した切腹美学な […]
DANSEN FASHION 哲学 No.9 三島由紀夫:男らしさの美学(7)
装いの美は軍服にある これでは、いつまでたっても、東は東、西は西である。東西揆を一にした男子の服飾といふものがあるだらうか。ある。それは軍服である。 軍人は何より肉体的職業であり、肉体の鍛錬がすべてに先行するから男の肉体 […]
DANSEN FASHION 哲学 No.28 赤塚不二夫:ひとときの終末を美しく(1)
男子專科(1972年9月号)より 赤塚不二夫氏の略歴 昭和11年大連生まれ。新潟の中学卒業後、漫画修業。「ニャロメ」「シェーッ」などの流行語を生みだし、独特のコドモ漫画で、18回文春漫画賞受賞。 悪夢のなかの主人公である […]
DANSEN FASHION 哲学 No.111 村上春樹:一着のレインコートをめぐる小説風断片(1)
一着のレインコートをめぐる小説風断片(1) 例えば小説を書く。 もちろんちょっとしたスケッチでもいい。これなら簡単た。頭の中にふと浮かんだひとつのシーン、それで十分だ。 例えば・・・・・・登場人物は1人の男、外は雨。季節 […]
DANSEN FASHION 哲学 No.111 村上春樹:一着のレインコートをめぐる小説風断片(7)
一着のレインコートをめぐる小説風断片(7) まず最初に茶色いコードヴァンの札入れ、中には何枚かの札と名刺が無造作につっこまれている。たいした額の金ではない。女の子と2人でホテルのバーにでかけて2時間ばかり気持よく酒を飲み […]
DANSEN FASHION 哲学 No.165 楳図かずお:原色と横縞と星が好きで、まるで星条旗(1)
<うめず・かずお>奈良県生まれ。1965年、単行本『別世界』で漫画界にデビュー。独持のタッチで、怪奇ものからコメディ、SFと幅広いテーマの創作活動を行なう。'75年から6年近く少年サンデーに連載された『まことちゃん』は、 […]
DANSEN FASHION 哲学 No.74 藤村俊二:僕のファッション徹学(6)
雰囲気のあるナントナクと個性的なラシク さて、何ンでもそォだと思いますが、フンイキを楽しむのがイチバンのよォです。 買い物もそォだし、食事をするにも、ナニをするにもムードが大事です。 ましてや、オシャレは何よりもその人の […]